このカテゴリーは、歌手石川ひとみのデビュー曲「右向け右」(1978)から、「秘密の森」(1986)までのシングルレコードを中心に、「売れなかった名曲」伝説の「プロデュース問題」について私なりの考察を展開しています。
売れなかった原因に光を当る「失敗学」系の記事ですので、ひとみ陣営プロデュース戦略のマイナス要素を数多く指摘しています。その点を誤解の無いように。
売れなかった原因に光を当る「失敗学」系の記事ですので、ひとみ陣営プロデュース戦略のマイナス要素を数多く指摘しています。その点を誤解の無いように。
石川ひとみ陣営の「プロデュース&プロモーション」問題を考えるに当たっては、レコード会社キャニオンから石川ひとみ担当プロデューサーとして長岡和弘が参加した1981年の『夢番地一丁目』を境に、大きく二分する必要がある。
この曲まで、新人歌手石川ひとみは与えられた歌をえり好みすることなく一生懸命に歌った。
そうであれば、陣営のプロデュース戦略&プロモーションを専ら検討することになる。
1981年『まちぶせ』以降、新曲の制作に歌手石川ひとみもミーティングで積極的に発言をするようになる。プロデュース戦略に加えて、歌手石川ひとみの意向も視野に入れていかねばならない。
そのようにしてざっと見てみると、一貫してマーケティングの視点が半ば欠如しているなという印象は否めま、、せん...。
マーケティングというのは、市場調査のマーケティング・リサーチとは全然別なものですので、誤解をしないように最初に定義しておきましょう。
マーケティングの考え、それは...
「ファン目線、つまりファンの気持ちや考えに立脚して、ファンが何を望み、求め、欲しているかを的確に把握した上で、ファンと共に育っていくという形をとって、互いを高めあうような意識の向上を図ること」くらいの意味になる。
自分が歌いたいものを理解してもらうためには、そのようなプロセスをしっかりと踏んでいかねばならない。歌手のプロデュースであれ、工業製品のセールスであれ、最終的には情報伝達あるいは教育の問題になってくるわけだね。
教育していかねば、歌手の年齢と共にファンが育つことが少なく、次第について来なくなる。
教育することで、フィードバック(教育される)要素もあり、共に育っていくという発展性のあるプロモーションも可能になっていく。
孤高の芸術家になる覚悟であれば、そんなものは必要ないのだけれども、歌謡曲の歌手は第一に大衆ファンに喜んでもらえるエンターテイナーであることが求められる。
芸能人のモチベーションは、何をおいてもファンの応援であり支持であり、お客さんあっての商売ですから。
とはいっても、お客様は神様ですとばかりやっていては、偉大なるマンネリを担い続けるしかない。
だから、ファンと共に育っていくという教育プロデユース戦略をたてないといけない、と。
石川ひとみ陣営のプロデュースの本質的な部分を見ていくと、歌手側の意図(つもり)と、ファンが求めているものが平行線を描くことがなく、『まちぶせ』という一点で交差してまた次第に離れていくというベクトルの違いが随所で浮き彫りになってくる。
このことをもって「一発屋」だという粗雑なレッテルを貼る向きもありますが、それは物事の表面だけしか見ることの出来ないあるいは見ようとしない粗雑な論理だとしかいえないな。
どんな歌手でも、売れない曲や売れなかった名曲というものはあるし、石川ひとみも例外ではない。
けれども、並の歌手ではない石川ひとみがなぜ、という疑問は誰もが抱く。
物であれ歌であれ、ユーザーあるいはファンが欲し求める物をジャストインタイムで提供できれば必ず売れるものだが、売れなかったという場合、そこにミスマッチがあるはず。
それはどのような食い違いなのか?
芸能界にはまったく無知であり、ごく限られた資料しかありませんが、私は歌そのものを検討して問題点がどこにあるのかを見ていくことにしたい。
この「プロデュースの問題」について、私は一貫してマクシマムなファンの目線で、「違和感」をキーワードに私流の切り口をお見せしていきたいと思う。
マーケティング用語では、ファンというのはロイヤルカスタマーを意味し、芸能人のファンというのと紛れやすいので、一言図説しておきます。
マクシマムなファンというのは、上図の赤点線で囲ったファン層です。
最も多い顧客層をメインにして売れる戦略を立てるのは、販売の基本ですので重視したい。
(1) 潜在的なファン層(ファン予備軍)...テレビ・ラジオ・有線視聴者
(2) リスナー客...レコード・CDなどの新規・随時購買者
(3) リピーター客...継続的購買者
(4) アクティブ客(カスタマー)...コンサートやイベント出席も
(5) ロイヤル・カスタマー(ファン客)...影響力をもつファン
誤読をする人間が多いのでダメを押しておきますが、「プロデュース(&プロモーション)」のカテゴリー記事では、
・石川ひとみ陣営のプロデュースに対して、
→ 一般的なファン層の目線で感じる違和感(食い違い)に光を当て浮かび上がらせている、と。
ちょっとどうかな?というものが積み重なることで、ファン離れというのは静かに進行していく。
30年もファンをやっている私の目線では了解済みのことでも、ニューカマーや初期リスナーには違和感を感じることもあるかと思います。
この曲まで、新人歌手石川ひとみは与えられた歌をえり好みすることなく一生懸命に歌った。
そうであれば、陣営のプロデュース戦略&プロモーションを専ら検討することになる。
1981年『まちぶせ』以降、新曲の制作に歌手石川ひとみもミーティングで積極的に発言をするようになる。プロデュース戦略に加えて、歌手石川ひとみの意向も視野に入れていかねばならない。
そのようにしてざっと見てみると、一貫してマーケティングの視点が半ば欠如しているなという印象は否めま、、せん...。
マーケティングというのは、市場調査のマーケティング・リサーチとは全然別なものですので、誤解をしないように最初に定義しておきましょう。
マーケティングの考え、それは...
「ファン目線、つまりファンの気持ちや考えに立脚して、ファンが何を望み、求め、欲しているかを的確に把握した上で、ファンと共に育っていくという形をとって、互いを高めあうような意識の向上を図ること」くらいの意味になる。
自分が歌いたいものを理解してもらうためには、そのようなプロセスをしっかりと踏んでいかねばならない。歌手のプロデュースであれ、工業製品のセールスであれ、最終的には情報伝達あるいは教育の問題になってくるわけだね。
教育していかねば、歌手の年齢と共にファンが育つことが少なく、次第について来なくなる。
教育することで、フィードバック(教育される)要素もあり、共に育っていくという発展性のあるプロモーションも可能になっていく。
孤高の芸術家になる覚悟であれば、そんなものは必要ないのだけれども、歌謡曲の歌手は第一に大衆ファンに喜んでもらえるエンターテイナーであることが求められる。
芸能人のモチベーションは、何をおいてもファンの応援であり支持であり、お客さんあっての商売ですから。
とはいっても、お客様は神様ですとばかりやっていては、偉大なるマンネリを担い続けるしかない。
だから、ファンと共に育っていくという教育プロデユース戦略をたてないといけない、と。
石川ひとみ陣営のプロデュースの本質的な部分を見ていくと、歌手側の意図(つもり)と、ファンが求めているものが平行線を描くことがなく、『まちぶせ』という一点で交差してまた次第に離れていくというベクトルの違いが随所で浮き彫りになってくる。
このことをもって「一発屋」だという粗雑なレッテルを貼る向きもありますが、それは物事の表面だけしか見ることの出来ないあるいは見ようとしない粗雑な論理だとしかいえないな。
どんな歌手でも、売れない曲や売れなかった名曲というものはあるし、石川ひとみも例外ではない。
けれども、並の歌手ではない石川ひとみがなぜ、という疑問は誰もが抱く。
物であれ歌であれ、ユーザーあるいはファンが欲し求める物をジャストインタイムで提供できれば必ず売れるものだが、売れなかったという場合、そこにミスマッチがあるはず。
それはどのような食い違いなのか?
芸能界にはまったく無知であり、ごく限られた資料しかありませんが、私は歌そのものを検討して問題点がどこにあるのかを見ていくことにしたい。
この「プロデュースの問題」について、私は一貫してマクシマムなファンの目線で、「違和感」をキーワードに私流の切り口をお見せしていきたいと思う。
マーケティング用語では、ファンというのはロイヤルカスタマーを意味し、芸能人のファンというのと紛れやすいので、一言図説しておきます。

最も多い顧客層をメインにして売れる戦略を立てるのは、販売の基本ですので重視したい。
(1) 潜在的なファン層(ファン予備軍)...テレビ・ラジオ・有線視聴者
(2) リスナー客...レコード・CDなどの新規・随時購買者
(3) リピーター客...継続的購買者
(4) アクティブ客(カスタマー)...コンサートやイベント出席も
(5) ロイヤル・カスタマー(ファン客)...影響力をもつファン
誤読をする人間が多いのでダメを押しておきますが、「プロデュース(&プロモーション)」のカテゴリー記事では、
・石川ひとみ陣営のプロデュースに対して、
→ 一般的なファン層の目線で感じる違和感(食い違い)に光を当て浮かび上がらせている、と。
ちょっとどうかな?というものが積み重なることで、ファン離れというのは静かに進行していく。
30年もファンをやっている私の目線では了解済みのことでも、ニューカマーや初期リスナーには違和感を感じることもあるかと思います。
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