石川ひとみちゃんの夢の一つがフルセットのドラムを思い切り叩くこと、だったとか。
ひとみちゃんは小学生から中学生までピアノを習っていましたが、他の女の子と違ったことをしたいということで、ドラムなのだそうです。
ピアノは弦があっても打楽器の一種ですから、彼女は打楽器派の人なのでしょうか。
別のブログで、シタール好きとタブラ派とは音楽的感性が違うことを書いたことがあるのですが、打楽器が好きな人は本能的なあるいは肉体感覚的なものが好きなのでしょう。おおらかな人が多いように思う。
一方、弦楽器をやる人は頭脳派、あるいはスピリチュアルな傾向があり、繊細な人が多いようです。メロディーパートを受け持つわけですから、音の微妙なところにもこだわります。
なるほどな、という気がします。石川ひとみは打楽器派らしいと。
何度か、石川ひとみ的転位という言い方をしていますが、言い換えれば竹中直人のおはこ「笑いながら、口げんかをする」演技と同じようなものですね。
竹中の場合は、役者の基礎的訓練として、笑顔を保ったまま「バカヤロー!」とどなる。難しいよねー。
感情移入ではなく、フィジカルな技能として身につけるということをやったわけです。
石川ひとみちゃんの場合は、根が明るい天然系のキャラで、哀しい歌もニコニコしながら歌いきってしまう。打楽器派のおおらかさが、あるのかもしれません。
ピアノをやっていましたから、リズム感がいいのは当然でしょう。
というわけで、リューベンに一日入門した雑誌記事を紹介しておきます。縮小していますので、今回も記事をリライトして、上げておきます。


小さいときから一度はフルセットのドラムをたたきたかったひとみちゃん、念願かなって夢が実現
ドラマーにあこがれ、リューベンに一日入門
四谷ミュージック・スタジオの一室は、リューベンカンパニーのメンメンによるコンサートのレッスンで熱気ムンムン。
そこにひょっこり現れた石川ひとみちゃん。
可愛らしい訪問客に、スタジオ内は、バラ色と化したのです。
ひとみ こんにちは、レッスン中、ゴメンナサーイ。
リューベン スタジオ内も女の子がいると、ずいぶん雰囲気が違うなあ。
ひとみ 今日は、念願のドラムを教えてもらいに来ました。
リューベン 女の子がドラム習いたいなんて珍しいヨ。なんで?
ひとみ 最近の女の人って、ピアノとかギターを習う人が多いでしょう。人があまりやらない楽器といったらドラムでしょ。カッコいいもん。
リューベン (笑)変わった女の子だネ。よし、ひとみちゃんの頼みとあらば、後に引けないナ。
ひとみ よろしくお願いします。
リューベン ひとみちゃんは今いくつ?
ひとみ ドラムと年齢と関係があるの?
リューベン 25歳以上になると手首の腱がが固まっちゃって動かなくなるから、若いうちに習った方が上達が早いんだ。
ひとみ 19歳だから、まだまだ見込みがあるわね。
リューベン スティックの持ち方を教えてあげるけど、まるではじめて?
ひとみ 中学生の時、グループに分かれて、小太鼓をたたいたことが一度だけあるの。
リューベン うまくたたけた?
ひとみ 全然ダメだったの。
リューベン まず、腕を90度の角度に曲げて、左手はハシをもつように、右手は軽くそえるわけ、これが基本スタイル。
ひとみ 練習はどうしたらいいの。
リューベン 本の上で、一つ打ち、二つ打ちと毎日、少しでもいいから常にスティックをいじっていること。
(早速、リューベンのコーチ通り、スティックを持って、イスに座ってドラム初挑戦、のみこみの早いひとみちゃんは、数時間でマスターしたのです)
リューベン ひとみちゃんって素質があるねェ、手首もやわらかいし、リズム感もあるしネ。
ひとみ うれしい、今年の第一の目標はドラムを完全にマスターして、お兄ちゃんがちょっぴりギターができるので、バンドを作ろうかしら。
リューベン お兄さんていくつなの?
ひとみ 24歳。
リューベン えっ!僕と同い年だね。
ひとみ リューベンに妹さんがいると聞いたけど、どんなタイプなの?
リューベン 今、22歳なんだけど、琴とピアノを習っている。和洋折衷という子だね。ひとみちゃんが妹のように見えてきたよ。
ひとみ 私たちの目の大きさも似ているしネ。
リューベン ドラムの先生・生徒の関係でなくて、これからは、兄妹同士付き合ってみようヨ。
ひとみ 大賛成!
(ドラムの先生、リューベンからスティックをプレゼントされて、大喜びのひとみちゃん。
ひとみちゃんって、一つの目標に向かってやりとげるタイプ。
3ヶ月もすれば、マスターするとリューベンの弁...)
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