三木聖子特集

 (Posted by ひっくん)
 石川ひとみさんに素晴らしい曲を提供して頂きました、三木聖子さんについて調べてみました。
   

1956年12月12日生まれ。 旧姓:勝田征子

谷山浩子さんと同年なんですね。(大友康平・野口五郎・桑田佑介・長淵剛らも同年。)

小室みつ子さんは1つ下の1957年生まれ。岡田冨美子さんは不明。西島三重子さんは1950年生

ひとみさんは1959年9月20日生まれですので、三木さんの2年8か月程後輩ですか。

 

出身地:福岡県久留米市(これも松田聖子さんと同じ!)
姉が一人で聖子さんは末っ子。
身長:165センチ。 (ひとみさんは154センチ。)


「久留米の高校はカトリックで厳しかった。高校時代やっていたスポーツはバスケットと卓球。」
「初恋は中1。3年生の人でスポーツマン。」

「好きな男性のタイプは"朝と海の好きな人"」あるいは「一緒に居て退屈しなくて尊敬できる人。例えばアラン・ドロンとか。」だそうです。(もちろん当時の話。)


1973年 高校2年の時、NET(現テレビ゙朝日)系オーディション「あなたならOK!」(渡辺プロダクション制作番組)で準優勝(第何代かが現在不明)。*ひとみさんはフジテレビ制作・放送の「君こそスターだ!」77年3月に第20代グランドチャンピオン。)


1975年春。高校卒業を待って上京。(これもひとみさんと同じ。) 渡辺プロ国立研修寮に入寮。(なんとなんと、国立寮でもひとみさんの先輩だったとは!)

 

以前の部屋主はあいざき進也さん。(昔良くテレビに出ていらっしゃいました。)

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渡辺プロの国立寮って、男女混住の寮だったんですね。現在ではちょっと考えられませんが。

部屋の作りやエピソードから察すると、聖子さんとひとみさんは同じ部屋になった形跡無しです。

 

  いっそのこと部屋も同じだったら面白かったのですが。 (写真は映りが悪いですが、三木さんと、三木さんの寮の部屋です。)                      

 
「寮では九州出身の人が多いから九州弁で話しています。」
「食物で嫌いなものは魚。骨がイッパイあるのはダメ」
「趣味は読書(恋愛小説)・レコード鑑賞・お茶」
「服装はいつもはジーパンが多いです。」
「時間があれば映画を見ています。」
 

最初はドラマでデビュー。 

75年6月6日スタートの沢研二主演のTBSドラマ「悪魔のようなあいつ」でデビュー。(同年9月26日まで放送。)  (芸能界デビュー年齢19才はひとみさんと同じ。)

 

沢田研二扮する3億円事件の犯人・可門良の妹・可門いずみ役で女優としてデビュー。(沢田ジュリーとは、ナベプロ先輩・後輩同士ですね。)


いずみは、事件の際に発生した事故が原因で下半身不随となり、車椅子に乗る事になる。

 

髪はロングヘアーを下げての登場。兄・良とちょっとあやしくなるシーンもチラホラと。しかしめちゃくちゃ可愛いです。唄っている時より全然映えて見えます。殆どメイクもしていない感じですし。

 

(ドラマは全体的に、ジュリーと、登場する様々な女性とのベッドシーンが多く繰り広げられます。少しご注意を。(^o^))

 

三木さんは演技が上手いです!。これで分かりました。「まちぶせ」での感情移入は、ご本人の体験を元に作った歌であること以外に、三木さん自身が凄く演技派だったからだと直感しました。アイドル歌手としてより、女優としてもっと評価されるべきだったかも知れません。しかしながら、わずか2年で歌手ばかりでなく、女優としての道も同時に捨て、家庭へ走ってしまったのは大変勿体無いです。

 

当ドラマはDVD化されています。私は普段レンタル屋を使わないのですが、簡単に検索したところ、TSUTAYA ディスカスという宅配レンタルですか、全9本置いてある様ですね。ヤフオクでは一本4、000円近く付けてますから、借りれるなら借りた方が賢明でしょう。

もう一つ見る方法としては、横浜市内にある「放送ライブラリー」でかろうじて1と3話のみ閲覧出来るようです。(全17話) 個人的に利用したことが無いのですが。

放送ライブリへのリンク先 ttp://www.bpcj.or.jp/

  

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12月になると、これをきっかけに、相次いでTVドラマ出演依頼が殺到。

 

その後 NHK「新・ぼっちゃん」(単発)
TBS「禁じられた美徳」(レギュラー) 岩下志麻らと
NTV「大都会」(第三話「身替り」に出演)石原裕次郎
TBS「早春物語」(レギュラー)
TBS日曜劇場「雪あかりの愛」(単発)
NHK「火の路」(単発?)栗原小巻らと (*写真左)

 

錚々たる大物たちとの共演が連続し、ドラマ・映画に出ずっぱり。76年春には、ATG(日本アートシアターギルド社)系主演映画(斉藤耕一監督)への出演も決定していました。(が、どうも実現していない様子です。)

そして19歳の聖子さん、「とにかく、スケールの大きな女優になりたい。」「歌も、演技する上で必要なので、がんばります」と語っています。

 

え・・歌は二の次だったのですか・・・? 

 

  三木聖子さん、元来、女優志望の方が強かったようですね。これは新しい発見です。三木さんというと一般的にはアイドルとしての印象の方が強いですから。(もしくは、事務所側の判断で役者への道を位置付け、それに素直に追従したのかと思われます。)

 

 

そしてアイドル歌手へ。

レコード会社はキャニオンレコードのNAVレーベル(これもひとみさんと同じです!)
NAV(NIPPON AUDIO VIDEO)は、オーディション番組等で輝かしい実績のある新人を積極的に取り入れていたレーベルでした。(80年9月に会社組織としては消滅。ですが石川ひとみさんのケースでは、82年9月発売「冬のかもめ」までNAV名義でシングルリリースしています。(「パープル・ミステリー」からは母体会社のポニーキャニオンより発売。)


三木聖子さん、歌手デビュー当時おでこにニキビが出来てしまい、消すのに苦労して漢方薬を飲んだりしていたそうです。

 


 

1976年6月25日 1stシングル「まちぶせ」発売。

   (作詞:荒井由美/作曲:荒井由美/編曲:松任谷正隆
    / B面 「少しだけ片思い」(作詞:荒井由美 作曲:荒井由美 編曲:瀬尾一三) 

          

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                             「あっ!、聖子みつかっちゃった。」

 

すでに女優として地位を確立しかけていたので、デビュー曲はドラマチックな中で実現したいとの制作側の意向で、前年にバンバン「いちご白書をもう一度」をヒットさせた荒井由美さんを起用することに。


B面「少しだけ方思い」は凄いおしゃれな一曲で、ユーミンのアルバム「コバルト・アワー」の中のカバー。いかにも"ユーミンコード"っていう感じでいいです。
 

同年デビュー組として芦川好美、大竹しのぶ、早乙女愛など。(演技派女優の方が多いですね。)


1976.10 第6回銀座音楽祭アイドル賞受賞 
1976.?    第9回新宿音楽祭敢闘賞受賞

(*前年75年度新宿音楽祭同賞敢闘賞は、西島三重子さんが受賞しています。)


 

銀座NOWにも出ていた。

「銀座NOW」にレギュラー出演。毎週水曜日に「まちぶせ」歌っていたとのこと。(なんと豪華な!。)
*ひとみさんは、聖子さん引退後になりますが、銀座NOWで「右向け右」等を何度か歌っています。レギュラー出演はなし。)




 

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 1976年10月10日 2ndシングル「恋のスタジアム」発売。

  

(作詞:荒井由美/作曲:和泉常範/編曲:船山基紀
/ B面 「明日になれば」(作詞:竜真知子 作曲:小泉まさみ 編曲:船山基紀)   

(またも作詞はユーミン!。 曲も、どことなしユーミンっぽい。)

 


あまりフューチャーされたことが無い曲ですが、なかなかの佳作です。「まちぶせ」「三枚の写真」とは違ったアイドルポップですね。B面も捨てがたい。失恋の歌が多いのが三木さんの特徴。


 

1976.12.10アルバム「聖子」発売(唯一のオリジナルアルバム)

 

三木さんのアルバムを聴いていますと、凄く、曲、曲によってその主人公に成りきっている様に聞こえるんですよ。やっぱ演技派ですねこの方。女優としてもっと評価されるべきだと思う。

 

*三木さんの曲をお聴きになられたい方はCD「三木聖子・ベスト」をお薦めします。これ一枚で三木さんの曲全てを聴くことが出来ます。「石川ひとみ・ベスト」と同列のCDですから、両方持つとなかなかGOODです。

 

 持ち歌は全部で13曲しかない三木さんですが、どれも良い曲ばかりです(これも石川ひとみさんと変わりませんね!。)

 


  

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seiko_miki11.jpg1977年1月25日 3rdシングル「3枚の写真」発売。

 作詞:松本隆/作曲:大野克夫/編曲:船山基紀)
/ B面 「悲しみ専科」(作詞:松本隆 作曲:大野克己 編曲:船山基紀)  

 

(A/B面共に松本・大野コンビですか。なんと豪華な。)
     
 

「3枚の写真」でジャケット撮りで使ったセーターは、原宿・表参道のブティク「tommorownews」で購入。

 

 このB面「悲しみ専科」はいいですね。「三枚の写真」の兄弟的な失恋歌と申しましょうか。「三枚」は「まちぶせ」に通ずる様なその場の情景や臨場感をダイレクトにイメージすることを重視した詞の作りとなっていますが、このB面は、比喩・隠喩を多用した失恋内容となっております。個人的にはサビの

  「あと一つだけ 一つだけ教えて下さい 涙はどうすれば 止まるのですか」 

        というところがグっときます。 両A面でもいいと思いたくなるくらいの良さです。   

 

私的「三枚の写真」

私は基本的に石川ひとみファンでありますし、ひとみさんの「三枚の写真」は動じがたい名作ですが、三木聖子さんの方もオリジナルの強みか、非常に良いです。「まちぶせ」同様、両者聞き比べると、相乗効果でどちらも益々好きになっていきます。ですがあえて差をつけるとすると、歌詞の中の主人公の女性を想像した時、三木さんの姿の方がひとみさんよりイメージし易いのと、曲のテンポ・間奏のアレンジ等が、浮かんでくる風景にマッチしていることなどから、個人的にはやや三木バージョンを推したい。いずれにしても、「まちぶせ」同様、聞き比べると良いと思います。どちらも甲乙つけがたいところです。


(1986.5.21松本典子さん5枚目シングル「NO WONDER」B面でも「三枚の写真」は歌われています。)


三木さんが「3枚の写真」をリリースした約2か月後の1977年3月?日、ひとみさんはフジテレビ「君こそスターだ!」で第20代グランドチャンピオンとなります。(最後部に年表を附していますので参照下さい。)

 

「三枚の写真」作曲者:大野克夫さんは、沢田研二さんが1975.8.21発売の「時の過ぎゆくままに」(先に挙げた「悪魔のようなあいつ」主題歌。)で第6回日本歌謡大賞を獲った時の作曲者ですから、作曲料は相当高かったのではないでしょうか?渡辺音楽出版社としても三木さんのまま眠らせないで再度日の目を見せたかったということは、少なからずあったのでは?(などと勝手に想像。)

まちぶせ対談」

 「まちぶせ対談」では三木さん、「まちぶせ」はもう今は歌えない。良くあんな難しい歌唄っていた。」などとおっしゃっておりますが、引退後地元のローカル地域で時々「まちぶせ」を御披露なさっていたそうです。

 また、きっとあの番組内でひとみさんと国立寮の話や、ほぼ同じメンバーだったと云う「まちぶせ」レコーディングスタッフなどの昔話も出ていたのだとは想像します(最も音撮りと歌入れは別々に行っているのでしょうが。) しかしそういうところまで時間を割けない番組内容だったのは、残念ではあります。 

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ナベプロ76年デビュー組(左から三木聖子・森田つぐみ・野中小百合。三木・野中はNET系オーデション番組「あなたならOK」の出身。中央の森田さんはNET「あなたをスターに」の出身だそうです。 

 

(「あなたならOK」は半年弱であえなく終了してしまいました。)

 

 

  

早すぎる芸能界引退。

 1977.5.6 渡辺プロダクション退社。 
理由は、ご存じの通りですので割合させて頂きます。現在でもお幸せに暮らしておられるそうです。

上京してから都合約2年2か月で引退。女優時代を除きますと、歌手デビューから引退までは実質11か月ですよ。この短期間に三枚の写真ならぬ3枚のシングルと1枚のアルバムを残し、特に「まちぶせ」と「三枚の写真」を歌ってくれたことは奇跡ではないでしょうか。三木聖子さん本当に有難うございました!。  

 

備考
1990.11.20  CD シングルコレクション「お元気ですか? with love 」(全8曲)
2002. 2.20  CD 「三木聖子・ベスト」(全13曲)
  

 

  

三木さんとひとみさんの出来事(及び周囲の出来事)を少し年表風に分かり易くしてみました。

1973.6?    三木聖子さん「あなたならOK!」で準優勝。 高校2年生。

1975.2.21  キャンディーズ5作目「年下の男の子」発売、ブレイク。)

1975.3.    三木聖子さん渡辺プロ国立寮入寮(推測)

1975.4.    石川ひとみさん名古屋短大付属高校  入学。

1975.5.    三木聖子さん芸能界デビュー。ドラマ「悪魔のようなあいつ」撮影開始。

1975.11.   石川ひとみさん東京音楽学院・名古屋高へレッスンで通いはじめる。

1976.4.    石川ひとみさん名古屋短大付属高校2年生  進級。

1976.5頃    石川ひとみさん盲腸での入院などあり東京音楽学院を辞める。

1976.6.25  三木聖子さん「まちぶせ」 デビュー。

1976.8.25  ピンクレディー「ペッパー警部」 デビュー。)

1976.9.7   榊原郁恵さん「第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン」 優勝。)

1976.10.25 三木聖子さん2作目「恋のスタジアム」発売。

1976.12.    石川ひとみさん「君スタ」1週目勝ち抜き。

1977.1.25   三木聖子さん3作目「三枚の写真」発売。

1977.3.    石川ひとみさん「君スタ」7週勝ち抜き グランドチャンピオン。

1977.4.     石川ひとみさん高校3年生 進級。

1977.5.6     三木聖子さん芸能界引退。 

1978.3.     石川ひとみさん高校卒業。 上京。 ナベプロ国立寮入寮。

1978.5.25  石川ひとみさん「右向け右」 デビュー。

 

 

2009.4.16追記

更に三木さんとひとみさんの歌を聴き比べていて、若干シビアに感じたのですが、

三木さんの声質は、ひとみさんに比べると非常にクセが無いといいますかフラットですので、その分こちら側に色々と世界感を想像させる余裕をもっている様にも思います。

対して、ひとみさんはハイレベルな歌声だけで聴衆者を魅了出来るという超強力なものがありますので、意識全体が歌声そのものに集中したくなる傾向があります。  その辺の違いでしょうか。

 

 

2009.4.22追記

三木聖子さんは、木之内みどりさん、岡田奈々さんと共に「NAV3人娘」と呼ばれ、かなり人気を博していたとのことです。

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