石川ひとみ 「ひとりじめ」(2)

 
 ラジオ日本『ヒューマン・トーク:あの日あの時』で、石川ひとみさんが自分の結婚を振り返って、「お互いのコミュニケーションを大切にしている」ということを強調していました。

 『ひとりじめ』はまさに、そういう内容の歌詞です。
 男同士、あるいは女同士なら伝わる話も、男女のコミュニケーションでは同じ言葉を使っていてもうまくは伝わらない。
 男と女のコミュニケーションは、基本的に誤解というものの上になりたっている砂上の楼閣なのだ、という前提で、相手の目線で過不足なく自分の気持ち・考え・フィーリングを伝えて行かなくては、いつかは二人の間に深い深淵が広がっていくものだ。


 さて、石川ひとみが「歌うべき歌と感じている」と話した『三枚の写真』の意外な不振を受けて、仕切り直しの意味もあってか、今回は「ほほえみコンサート」を大阪・名古屋・東京・京都・福岡・熊本・鹿児島と西日本を中心に展開しました。

 あらためて、ファンの掘り起こしをするという意図があったのかもしれません。
 
 今回は画像からいきます。ひとみちゃん特製バレンタインチョコです。アップするのが遅すぎました。
 隣に人が映っていたのですが、申し訳ないですが消してしまいました。
 あなたの写真を入れてプライベート・フォトを作ってみては?黒バックにしましたので合成しやすいです。


 石川ひとみ 『ひとりじめ』 ↓ この衣装で歌ってます

hitomi8203v.jpgもっと見つめて あなたのひとみで
もっと愛して 私だけの心

薄紅のアネモネは 窓辺に咲いたけど
あの人と私には 春はまだ浅い

陽をあびている場所が そこにある時は
どこかしら影になる ところがあるのでしょう

初めての口づけは いつだったかしら
二人はあの頃と 変わってないかしら

そばで話して あなたの出来事
そばで笑って 私だけのために


 ......

hitomi8203h03.jpg
いわなくて分かるけど
確かめたいのよ

揺れ動くこころには言葉が必要

友達が集まると 黙ってしまうのね
この人が恋人と 紹介して欲しい

二人なら生きていくことはできても
あなたの温もりが まだまだ足りない

そばで見つめて あなたのひとみで
そばで愛して 私だけの心

もっと見つめて あなたのひとみで
もっと愛して 私だけの心

そばで話して あなたの出来事
そばで笑って 私だけのために





 分かりやすい歌詞ですので、前回以上の説明は不必要でしょう。

 この歌詞についてはイイねという以外言うことはないのですが、ひと言だけコメントしておきたいことがあります。

 ひっちゃんの「ひっつき虫」シリーズになってはまずくないかナ?
 それだけです。


 前作の『三枚の写真』の歌詞が「ひっつき虫」だったよね...
 「ねーえー、目をそらさーずに、目をそらさずに 好きって言えるー?

 今度は、
 「もっと、もっと...そばで、そばで!」...ひっつき虫3号

 
 彼女から「あなたが好き」と言われてイヤだと思う人はいないでしょうが、ひっつき虫になられてあれこれ注文が多いのはちょっとねェー、という人はいるでしょう。

 精神的に自立している男に、そういうタイプが多いのだけども...
 お互いを支えあうという男女の愛のあり方に、もたれ合いの重さを感じ、それを好まない人です。

 石川ひとみちゃんの歌でもう一つひっつき虫があるのですが、それが『くるみ割り人形』ですね。
 マリオネットですから、「あやつる人がいないのォー」ということで、その依存性がひっつき虫の始まり。ひっつき1号っと。


 これに対し、『あざやかな微笑み』、『ひとりぼっちのサーカス』は、その対極に向かう歌ですね。
 精神的に自立していこうとする、あるいは自立している女の矜恃を見せたい、という歌。

 その流れの結果として、「オリーブの栞」という歌があると考えれば、なるほどというところがあります。
 失恋を経て、「傷つくのはイヤだ」となり、傷ついた女性(おんなせい)をこころにしまい込んで、自立的な女となる。

 いずれにしても、過ぎたるは及ばざるがごとし、です。

 『三枚の写真』も、『ひとりじめ』もそれぞれ独自の価値を持っているわけですけれど、相次いでしまうと、雰囲気的に多少なりとも重さを感じる男性もいるかもしれないな。

 このばあいですと、後からリリースされた『ひとりじめ』が割りを食らうのではないかな。
 なぜなら、女性の持つこの「ひっつき虫」感覚が、この曲のテーマですから、省略できないわけです。

 『三枚の写真』は、2番に意味があるので、本当は3番まで繰り返す必要がない。

 大多数の男性ファンにとって、少しばかり重さを感じさせる女性的な歌を続けるのは、ちょっとどうかなという感じはしますね。この歌の価値が微妙に損なわれる感じがしてしまう。

 「しっとりとした歌を、情感込めて丁寧に歌う」という『まちぶせ』路線の継承は良いと思いますが、やはりドメイン分析で見たように、『ひとりじめ』を先にして、『三枚の写真』を後にする方がよい。

 ストーリー的な流れがスムーズになるし、『三枚の写真』の歌詞が割りを食うこともない、と思うな。

 どっちの曲もイイけれど、わたしは『ひとりじめ』を先にプッシュしたいな。
 『まちぶせ』が恋の成就を目指したとしたら、次にくるのはやはりこれでしょう。

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