石川ひとみ 「ひとみの朝」

 石川ひとみ「おやすみ前に」を先に取り上げてしまいましたが、小室みつ子さんの歌詞を続けてみます。
 LP『ひとみ』はかわいい曲ばかり集めてあり、カセット『わたしはひとみ』と地続きですね。
 石川ひとみ 「ひとみの朝」(LP『ひとみ』1980.02.21)
作詞:小室みつ子/作曲:深町栄/編曲:GAME
hitominoasa.gif寝起きの良いひとみちゃん、それだけでもすばらしいです。夜が遅いのに、朝キッチリ起きる。

この頃は国立寮時代でしたから、周囲の木々の間からきこえてくる小鳥のさえずりで目をさましたそうです。

当時は閑静な住宅地でしたけど、現在は行くこともなくなりましたので分かりません。

出だしのフルートの音は、そんな小鳥のさえずりをイメージしているのでしょう。

昨日、海を見つめながら彼に告白されて、
今日、彼と会ってお返事をする

次の日に返事をするというのは、ちょっと微妙だね。
でも、よけいなことは申しません。

みつ子さんの感覚では、
即、「わたしも!」っていうのは軽い感じだし、この舞い上がるような気持ちをもう少し味わっていたい

自分有利な恋の駆け引きを楽しみ、少しじらしてやりたい...とか。

 初期の、若い小室さんの感性の特徴が現れていますね。少女っぽい自己中あるいは片思い感覚。


 一番の歌詞で、
きのう風に吹かれて、みつめてた 海のきらめく姿だけが 今も浮かぶのよ そして そばには 彼がいて
 ...何となく、彼は「刺身のツマ」的な存在感の薄さを感じるのではないかな。

 これは、現実の恋というイメージではなく、小室さんが想像する片思い的恋のイメージだね。
 それが、生身の恋愛感情ではなく淡い表現となっていて、気恥ずかしさを感じないものになっている。
 つまり、大人の男女の恋愛のような、抑制が利いたものと同種の穏やかで安定した恋愛感覚を醸し出している。

 牧歌的時間が想像できる古い時代の雰囲気が、セコセコした現代では得難い「癒し系」の恋愛歌になっています。

 「好きだと...」 ふわふわーっと、雲に乗ったような気持ちを音で表していますね。石川ひとみファンとしては、朝から気分が良くなるでしょう。

 でも、「驚いたように ママが...」って、ひっちゃんらしくはないな。石川ひとみ的には「母が...」だと思うけど。

 それにしても、ひとみ的詩の朗読、なんというか、綿アメを口いっぱいにほおばった感じかな...


 でも、まあ、朝イチに「ひとみの朝」を聴いて、お昼には「マーシーシチュー」、夜は「おやすみ前に」
 ...ということなので、午後は「ショップアラウンド」をアップするほかないね。

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