石川ひとみさんの再起第一作のCDアルバム 『HOME・MADE - ただいま - 』 から、
 「長そでのカーディガン」を取り上げます。
  わたしがこのブログを始めたきっかけは「石川ひとみは『まちぶせ』だけの一発屋だ」という、きわめて粗雑なことをいう俗物口害に対して、きっちりと反論を示しておきたいということでした。

 物事を十把一絡げでレッテルを貼る粗雑な思考ではとうてい理解できないものを示すために、ことさら細かく分析した部分もありましたが、そのようなプロセスを経て見えてきたのが陣営というものです。

 この歌は女子高生(今なら中学生かな)の土曜日という感じかな。
 明るくて、くったくがなく、思春期の歌ですね。

 石川ひとみ「おやすみ前に」を先に取り上げてしまいましたが、小室みつ子さんの歌詞を続けてみます。
 LP『ひとみ』はかわいい曲ばかり集めてあり、カセット『わたしはひとみ』と地続きですね。
 マーシー(mercy)という検索がありましたので、小室みつ子さんの「マーシーシチュー」を取り上げておきます。
 mercy: 慈悲、情け深い行為、寛容、神の恵み、幸運。 「幸せだけを煮込んだシチューよ!」
 いかにも小室さんらしい無邪気で可愛い歌です。石川ひとみちゃんの声も若いね。
 松本隆の記事で、わたしの聞き間違いの箇所がありましたので、訂正をしたいと思います。
 「曲に後から歌詞を当てはめるのは、日本独特のやり方だ」というのが実際の発言のようですね。
 けれども、この発言自体が、正しいとは言えません。
 
 ずっと、放ったらかし状態で気にはしているのですが、他のことに時間を費やしておりまして、記事アップをする余裕ができません。

 
 いつもは写真を撮られるばかりの石川ひとみちゃん、写真を撮る人になりました。
 喘(あえ)ぐひっちゃんの息づかいが聞こえてきそうな被ショットと一緒にご紹介。
 【夢回帰線】(1985.05.05)はタイアップ曲ということもあり、キャンペーンの予算が多かったようで、精力的に全国キャンペーンを展開しました。『まちぶせ』キャンペーン以来の全国キャンペーンで、相当な手応えを感じたようです。
 山上路夫が描く男目線の「愛が引き潮」表現、セクシー路線版。山上路夫としてはまみれ系は苦手でしょう。意に反する。良くも悪くも、山上の歌詞ですが、石川ひとみ的ではない。


石川ひとみ『人形が見てる』(1981.07.21 LP【まちぶせ】収録)
作詞:山上路夫/作曲:佐瀬寿一/編曲:渡辺茂樹
 昨夜「昭和・平成の名曲」とかいう番組があって、昭和の名曲ベスト3は、
 (1) 「なごり雪」 イルカ
 (2)「秋桜」 山口百恵
 (3) 「赤いスイートピー」松田聖子
 ...という結果だとか。

(Posted by ひっくん)

DIRECTOR'S INTERVIEW から、長岡和弘プロデューサーです。
 記事をクリックすると拡大画像が出ます。
 石川ひとみは「好きだなんて、自分の方からはぜったいに言えないタイプ」。
 そのことが、歌詞にも反映されているということは前回見てきたとおりです。
 『哀愁に走って』などは、一応勝負歌の部類かと思いますが、シングルでは出していません。
 石川ひとみ 「シングル曲・ベストオーダー」を考えていて気がついたのですが...
 歌手石川ひとみはアイドル勝負歌を歌わなかった、というのがファンとの最大のミスマッチだったかなと思う。

 清純そのもので、たぐい希な可愛さをもつひっちゃんですから、アイドルの王道を突っ走ってから、本当に実力ある大人の歌手になればイイものを、と残念ですね。
 前回の「シングル曲 ベストオーダー」は、「私がひとみちゃんをプロデュースするとしたら、この路線で行くのにな」というものを提示したものです。
 私のストーリーではこれがよいのではないか、という曲順です。
 すこし、そのストーリーを述べておきましょう。
 石川ひとみ シングル曲を、歌詞の内容で解説してきましたが、的確なプロデュース戦略がひとみ陣営にあったとは、どうしても言い難い。立体的な構成、つまりストーリーが全く欠けていると感じる。
 いちファンとしては、こういう方がイイのにナという並べ替えを試みて、私なりのストーリーを組み立ててみたい。
 アイドル歌手石川ひとみがこの可愛らしさと歌唱力を持ちながらなぜ売れなかったのか?
 プロデュースの観点からは、女性作詞家が書いたシングル曲には、疑問を感じるものが少なくないなと思う。
 
 

  「秘密の森」時期の石川ひとみ、ファンインタビューで写真集やカレンダーなど、変身ぶりについて語っています。カラオケ大好き、演歌とか昔の歌謡曲を歌うそうです。
 意外でしょう?
  『秘密の森』 というタイトルは童話的であるゆえに表象性に富むものとなっている。
 岩室先子さんは、ドラゴンボールZのイメージソングを多数手がけていたりして、想像力派なのかなと思います。

  それでいて、女性歌手の歌は少女らしい気持ちを前面に出しますので、この時期に石川ひとみが岩室先子の歌詞を山田直毅作曲で歌うということに、感慨深いシンクロニシティーを感じます。
  デビューから歌手活動一時休止までのほぼ10年のナベプロ時代、最後の歌となった「秘密の森」。
総決算と言うにはそれまでとは趣の異なる歌ですね。


 石川ひとみ 『秘密の森』 (1986.4.5)
作詞:岩室先子/作曲:山田直毅/編曲:山田直毅

 ひとみちゃん歌手活動中断前の最後の歌謡曲。芸能界での人気という呪縛を離れ、素直に自然に歌を歌っていこうと変身した象徴的な歌と言ってよいでしょう。

石川ひとみ 「秘密の森」(1986/4/5) 作詞:岩室先子、作曲・編曲:山田直毅
 いつものように儀式的にコーヒーをいれていて、石川ひとみ『秘密の森』の表象するものが突然分かりました。といっても、私の解釈の一つでしかないのですが。

 石川ひとみが抱えているもやもやとした考えてもしょうがない(と感じる)悩み、じつは多くの歌手や俳優さんが抱く関所のようなものかと思います。
 この「プロデュース」カテゴリーの一つの目的は、歌手石川ひとみのデビューから『まちぶせ』まで、そして『まちぶせ』から『秘密の森』を経て、『ただいま』への道筋をはっきりさせる、ということです。

 そのためには『秘密の森』をしっかりと認識しておかねばいけないな、とわたし的にはずっと考えていました。
 シルクロードブームに沿った、アラブ音楽ふうなテイストを持つ歌です。
 ナリス化粧品のCMソングとして使われたようですが、TV露出を多くするねらいがあったのでしょう。
 渡辺音楽出版は、CMとの相乗効果を計ったタイアップ路線を推進しはじめました。

石川ひとみ 「夢回帰線」(1985/5) 作詞:岡田冨美子、作曲:松田良、編曲:チト河内
 「裸足でダンス」は、大変身した「アモーレ」の後を受けて、リリースされた曲です。
 

石川ひとみ「裸足でダンス」 (1984.12.5日)

作詞:竜真知子、作曲:鈴木キサブロー、編曲:新川博

 ひと言で言えば、恋のニルヴァーナ(涅槃:ねはん)。
 恋の炎を燃やし尽くした情景を石川ひとみ的アンニュイで歌い上げている。
 石川ひとみ 「アモーレ」 (1984/7/5 ) 作詞:竜真知子、作曲:佐藤隆、編曲:国吉良一

 この曲での大胆なイメチェンは、どういうことなのでしょうか?
 完全にアイドル路線から脱皮するための決意を秘めた変身であることは想像に難くない。
 ミュージカル「キャッツ」で、多くの人の耳目を集めた曲。
 石川ひとみが歌えばこうなる、ということでしょうか。

「メモリー」 (1984/1/21) 原詩:T.S.Eliot、作曲:Lloyd Webber
日本語詞:浅利慶太、編曲:山川恵津子
  前作に引き続き、岡田冨美子さんの作詞に、今回は玉置浩二がいかにも彼らしい曲をつけた、大人の女の「聴かせる曲」ですね。
 アイドル歌手を卒業した石川ひとみの、といっても必ずしもアイドル路線を歩んできたわけではないのですが、今後の方向性を打ち出す曲として、ファンは受け止めたと思う。
 石川ひとみ1983年の第二弾は『にわか雨』
(作詞:岡田冨美子、作曲:西島三重子、編曲:松任谷正隆)

 本来は1981年『まちぶせ』の後の梅雨時にリリースを予定していた歌ですが、『まちぶせ』が大ヒットの売れ行きを示していたので、それをそのまま秋まで引っ張り、この曲は棚上げになりリリースは2年後に...。

 
 この曲はNHK「あなたのメロディー」の入選曲で、当時高校生だった作者が、デモテープをサイン会の場でひとみちゃんに贈呈したものだという。

石川ひとみ 『パープルミステリー』 (1983/2/21) 作詞・作曲:川越 進、編曲:松任谷正隆
 この『冬のかもめ』は、はじける笑顔を抑えて初めて本格的な憂い顔を見せてくれています。といっても石川ひとみですから、淡々とした能面のような表情ですけれど、ちょっと妖しい魅力だね。

石川ひとみ 「冬のかもめ」 (1982)
作詞:康珍化、作曲:西島三重子、編曲:鷲巣詩郎
 石川ひとみちゃんの歌の中でも、上位に入る人気曲です。
 明るくて、元気で、さわやかで言うことなしです。
 ひとこと言うなら、出すのが遅いよ!ということですか。

 石川ひとみ 『君は輝いて天使に見えた』 (1982/5/21) 作詞・作曲:天野滋、編曲:若草
 『まちぶせ』以前には、想像以上に知名度が低く、歌番組の司会者にまで石川さゆりサンですと紹介されたことのある石川ひとみ。ところが、『まちぶせ』がヒットし始めてからは、たちまちのうちに芸能ネタのターゲットにされる。
 ネギを抱えて買い物をしていたひとみちゃんですから、ゴシップの怖さを知らなかったのでしょう。
 
 ラジオ日本『ヒューマン・トーク:あの日あの時』で、石川ひとみさんが自分の結婚を振り返って、「お互いのコミュニケーションを大切にしている」ということを強調していました。

 『ひとりじめ』はまさに、そういう内容の歌詞です。
 石川ひとみ 『ひとりじめ』(1982/2/21)作詞:天野滋、作曲:天野滋、編曲:大谷和夫
 天野滋の名曲と言っていい、けれんみのないアイドル曲ですね。
  石川ひとみ 「三枚の写真」 (1981.10.5) 
作詞:松本隆/作曲:大野克夫/編曲:葦沢聖吉

 石川ひとみの真価を問われる次の一手としてリリースされた曲は同様にスローテンポでしっとりと歌い上げる『三枚の写真』でした。
 『まちぶせ』の大ヒットを経て注目が集まる次の曲のリリース。
 ひとみ陣営が次の一手として選択したのは、スローバラード風な『三枚の手紙』。
 これも三木聖子の曲のカバーだった。
 
 内気で自己主張ができなかったアイドルひっちゃん、先輩小柳ルミ子の影響を受けたのか、次第に会報誌を通じて自分の意見を表明するようになります。
 歌手として進退をかけた新曲(『まちぶせ』決定前の)選定会議では、堂々の意見表明をおこなった。
 あまたの反対意見も、引退決意の石川ひとみの意見を尊重せざるを得なかったのだろう。

 石川ひとみインタビューの続きです。アイドル苦やストレスで、例の謎の激太りだった頃を回想しています。
 オシャレのひっちゃんでしたから、気にするあまり拒食症になりかけていたのですね。でも、79年はそのような状況で、雑誌に水着姿をさらすことがたくさん続きました。拒否できなかったのでしょう。
  『サイゾー』(2002.12月)石川ひとみさんのインタビュー記事全文をアップしておきましょう。
  『まちぶせ』についてのコメントで、従来流布しているものと多少異なるところがあります
 石川ひとみ『まちぶせ』の歌詞に関して、ちょっと誤解されやすい問題点を取り上げておきます。

 荒井由美の表現はイメージが明瞭ですので、良い歌かそうでないかは、ひとえに物語的展開の良し悪しに関わってくるわけです。もちろん音楽性や石川ひとみの歌唱力は問題ないわけですから。
 このカテゴリーはひとみちゃんの良い曲がなぜ売れなかったのか?という視点で書き連ねています。

 曲がヒットするにはいろいろな要素が総合的に作用していますので、簡単には割り切れませんが、一つだけ挙げるとするならば、「初めて石川ひとみが自己主張した」ということだと思う。
  『まちぶせ』のリリースにはいろいろな人の思いが一点集中しているようですが、多少なりとも参考までに資料的なものを添付しておきましょう。

 前回触れた雑誌『ボム』の記事、石川ひとみ『まちぶせ』体験談はプロモーション用のお話、という意味合いが含まれているようですが。
 いくつかの視点から石川ひとみ『まちぶせ』を取り上げてきましたが、原作者の世界から取り上げておかねば、理解できないものがあるなと思う。

 恋をしている女の子の「ある種の狂気的感情行動」とはいえ、
・「気のないそぶりして 仲間に加わった テーブルをはさんで あなたを熱く見た」...あの娘が許さない!
・「別の人がくれた ラヴ・レター見せたり」...嫉妬かりたて作戦とはいえ、常軌を逸しすぎる問題行動!

 これは三木聖子の実体験だったのかもしれないし、そうではなく荒井由実の創作だったのかもしれない。
 石川ひとみが『まちぶせ』のエピソードを語る時、「実は私も、高校生の時似たような体験があり、すごく共感できるし好きな曲だったんです」という話をしています。
 しかし、石川ひとみのまちぶせ体験は、荒井由美の歌詞とはほど遠い純愛だった、と思う。
 ニューミュージック系の荒井由実が書いたこの歌詞には、従来の作詞家の歌詞のような隠喩(暗喩、メタファー)はほとんど見られず、それに代わるものとして視線に同化したようなカメラアイの描写がある。

 メタファーは抽象絵画であり、受け手の想像力を喚起することで成り立つものといってよい。
 ニューミュージック系のディテールを重ねた表現は具象画であり、その分イメージはハッキリしている。

 この歌の歌詞も、読んで字のごとしなのだけれども、二重視点の変換があるために、多少分かりにくい部分があり、その変換の意味を考えておく必要があるように思う。
 キャンディーズの後継歌手として、ナベプロ帝国が社運をかけてプロモーションし続けたけれども、どうもブレイクしない石川ひとみ。彼女が歌手休業という背水の陣で、自ら選んだラストソング、それが「まちぶせ」だった。
 歌詞はシンガーソングライター荒井由実(結婚後、松任谷由実)が、三木聖子の実体験を聞いて、それをモチーフに作曲したもので、元々は三木聖子の持ち歌。
 それを、同じナベプロ後輩の石川ひとみがカバーバージョンを出して、大ヒット。1980年代を代表する、忘れられない名曲として今も輝き続けている。
  石川ひとみ陣営が満を持してリリースした「夢番地一丁目」でしたが、起死回生の切り札とはならなかった。これだけナベプロがプッシュして、知名度はそれなりに高かったにもかかわらず。

 ナベプロは素早く動いた。まるで「想定済み」の事のように、相次いで4人の新人女性歌手をデビューさせる。もう、「石川ひとみ」なぜ売れないのか分からない、という感じで...。
 
 「もうやめたい...」と何度も何度も思い続けた雌伏の2年を経て、石川ひとみの「まちぶせ」はそれまでのリリース曲とは全く違った売れ足を見せた。大ヒットの予感!

 確実な手応えを感じたひとみ陣営は新曲の秋にもかかわらず、「まちぶせ」を歌い続ける道を選んだ。
 (「にわか雨」が棚上げとなる)

 『まちぶせ』に入る前に、おさらいの意味で歌手石川ひとみのレコード発売年譜を分類したものをご紹介しておきます。シングル曲を一覧にして、属性で分類してみますと、まさに「まちぶせ」ブレイクまで、試行錯誤の3年間だったのだなと思います。

 結論を先に言いますと、「いろいろやっても売れなかった」のではなく、「あれこれやりすぎて売れなかった」ということだと思う。
 本来ならば、 『まちぶせ』を挟んでこの記事がくるはずですが、もともと1ページの記事を、長すぎるとして分割しましたので、連続性を重視して先に掲載します。

 今回は『まちぶせ』以降、『秘密の森』までのドメイン分析を試みておきたい。
 歌手石川ひとみの歌の解釈を中心に、ひとみ陣営のプロデュース問題を見てきました。
 次の『まちぶせ』でようやく大ヒットになりましたが、3年間という時間の損失は大きかった思う。
 類い希なアイドル性をもった石川ひとみが、アイドルとして開花することなく成人式を通過して、21歳になっていった。脱アイドルを考えねばいけない、難しい年頃になってしまった、ということです。

 
石川ひとみ 『夢番地一丁目』 (1981/1/21)
作詞:山上路夫、作曲:芳野藤丸、編曲:渡辺茂樹

 純粋処女『くるみ割り人形』から、共犯不倫の『ひとりぼっちのサーカス』、果てはギリギリセーフの『秋が燃える』まで、歌手石川ひとみを小悪魔さながらに変化(へんげ)させたひとみ陣営の「これでもか!」プロモーション。
 仕切り直しは、無難路線ということらしく、山上路夫の『夢番地一丁目』を1981年の年頭にリリースします。
 石川ひとみ 「秋が燃える」(1982)作詞:岡田冨美子、作曲:佐瀬寿一、編曲:渡辺茂樹

 石川ひとみの7枚目のシングル『オリーブの栞』も、ラッキーセブンとはならなかったのを受けて、この年は歌以外のプロモーションにも力を入れ始めます。若者に人気のあった「GORO」などの週刊誌の表紙やグラビアに石川ひとみが登場するのもこの頃が多かったかと思います。
  デビュー曲の「右向け右」、2曲目の「くるみ割り人形」に続く三浦徳子さんの第3番目の作詞。石川ひとみ第7番目のシングルです。

 「ハート通信」、「ミスファイン」のアイドルっぽい歌から、再度大人の女の歌に挑みました。
 石川ひとみ 「オリーブの栞」 (1981/4/21) 作詞:三浦徳子、作曲/編曲:馬飼野康二

 拓郎の『ハート通信』(アグネス・チャン)をカバーしてもヒット不発に終わった石川ひとみアイドル路線。

 1980年、原点に立ち戻って、再出発の意図があったのでしょうか、三浦徳子、馬飼野康二の『くるみ割り人形』コンビで、リリースしたのが『オリーブの栞』でした。
 石川ひとみ 『ひとりぼっちのサーカス』(1979/4/21)作詞・作曲:谷山浩子、編曲:大村雅朗

 谷山ワールドといって良いユニークな歌をたくさん作詞・作曲している谷山浩子さんの曲です。

 4作目は石川ひとみちゃんの名曲といって良い『ひとりぼっちのサーカス』をリリースします。
 いちファンとしては、泣きたくなる曲です。そして、「ちょっと待って!」とさえぎりたくなる...
石川ひとみ「あざやかな微笑み」(1979/01/21) 作詞:森雪之丞、作曲:西島三重子、編曲:大村雅朗

 都会的なテイストを持った、じっくりしみじみ聞ける良い曲です。
 哀しい曲作りが得意な西島三重子さん、いいですね。
 実力のあるアイドル歌手石川ひとみの歌唱力がストレートに伝わって、気持ちよく聞けます。
  石川ひとみ版 「木綿のハンカチーフ」(1978/09/10)作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲:荒木圭男

 太田裕美のヒット曲を、石川ひとみがレッドゾーンまで吹き上がる高音発声力で伸びやかに歌っています。
 18歳の石川ひとみの、ポテンシャルの高さに驚きます。うーん、とうなる太田裕美ファンの方もいらしゃるのではないでしょうか?すごいな、と感じるものがあります。

 石川ひとみ「くるみ割り人形」 (1978/9/5) 作詞:三浦徳子、作曲:馬飼野康二、編曲:大村雅朗 

 石川ひとみちゃんのファンには、この『くるみ割り人形』が好きだという人が多い。
 
 なぜかというと、ひとみちゃんの可愛らしさが随所に見られてビジュアル的に素敵だ、と言う面もありますが、もっと基本的な部分で彼女の憂いを含んだ微かなかすれ声が、聴く人の胸にしみこむように感じるからだと思う。
 
 今回は、石川ひとみ「右向け右」の歌詞解説、2番の詞を中心に見ていきます。
 この歌は、ヤキモチやきの男とのどうしょうもない関係を綴っているのだと、分かってきます。

 「ヤキモチだけやくだけやいて、深いわけも訊かない人よ」
 困った男とお付き合いしちゃったわけですね。
 「右向け右」の作詞者三浦徳子(みうらよしこ)さん、この歌詞を作ったのは多分30歳前後ではないでしょうか。
 もっと年配なのかなと想像していましたが、生年月日は分かりません。
  石川ひとみ「右向け右」 (1978/5/25) 作詞:三浦徳子、作曲:宮川泰 編曲:竜崎孝路

 ひとみちゃんのデビュー曲です。
 歌詞は大人の女の世界を得意とする三浦徳子さん。作曲は御大宮川泰。
 実績・ネームバリューも申し分ない強力コンビです。
 デビュー曲というのは歌手のファースト・インプレッションを決定づけるものですので、重要です。
  歌手のプロダクションで、マーケティングというのは何をやるのか、ということを再確認しておきます。
 今回は、石川ひとみが歌手として進退をかけて『まちぶせ』を歌いたいと希望した制作会議にまつわる話です。
 写真集『Jetaime』には、花のような石川ひとみちゃんの写真がいろいろありますので、アイドルひとみファンにはお勧めです。一度に多くを載せるとページが重たくなりますので、こちらに分散しました。 
 順番が前後してしまいましたが、買ったきり封を開けていなかった「Jetaime」も紹介しておきます。
 密封されていましたので、開けるのが面倒といういい加減な理由で書架にしまったままでしたので。
 はじめに、前回保留にしておいた石川ひとみ記事を追加しておきます。
写真関係の資料をまとめてみました。
 歌手石川ひとみとしては、これまで他の歌手たちがやってきたようなただ可愛いだけのアイドル写真でなく、女性が本来的に持っている多面性を出してみたい、という意気込みを語っています。
 写真を取り上げる前に、まず写真とか写真集について、石川ひとみさんはどう考えていたのかをご紹介しておきましょう。
( 「秘すればこそ花」で、写真について、私の考えを表明してあります。 )
 大台を超えてしまったひとみちゃん、一念発起して料理研究家になりました。(冗談ョー)
 例のネギ伝説は、この頃のお話です。
 この頃、私は仕事の一つで玄米菜食の料理写真を10年くらい撮っていましたので、(それ以前は報道写真もやっていました)、ひっちゃんの料理写真を撮りたかったですね。

 先週の土曜日、NHK教育テレビ(23:25-)佐野元春が司会進行を務める番組に松本隆がゲスト出演をしていました。
 松本は実質的には石川ひとみに歌詞を提供してはいませんが、歌詞とメロディーの関係を考える上で重要な話かと思いますので取り上げておきます。
 石川ひとみ 『Tenderly』 、スローバラードのこの曲は同名のビデオタープのテーマミュージックになっている。LP【プライベート】に収録されて、一足早くリリースされています。シングル・カットされた『恋』と一対とみてよいでしょう。
 ファン心理というのは、片想いのようなものなのだろう。
 自分で作り上げたイメージにどっぷりとはまっていて、『まちぶせ』のような関係幻想も抱いている。
 その意味では、私は石川ひとみファンなどとはとても言い難い、かもしれない。
 岡田冨美子の歌詞が「本当はこわいグリム童話」的な話になってしまいましたが、意味喩の説明でした。
 岡田さんは「民放TVの現場スタッフをやっているうちに何となく作詞家になった」そうで、良くも悪くも民放の制作現場の感覚が身についてしまっているのかもしれません。

 プロモーション問題で少しシビアに見た岡田冨美子さんの歌詞について、鑑賞者の立場でできるだけ客観的に取り上げてみたいと思います。
 岡田さんの歌はすべてシングルA面でリリースされており、5曲ありますが、この歌詞だけが『くるみ割り人形』のB面扱いです。
 石川ひとみ 【雨に誘われて】 は、三浦徳子さんが石川ひとみに送った最良の勝負歌なのではないか、という感じがします。
 知性派三浦徳子の歌詞はセシル的な世界を描くと、すばらしくいいものができるなと再認識。
 ただ、残念なことにこの歌はアルバム『くるみ割り人形』に収められています。
 石川ひとみ少女世界シリーズ、今回はセシル以前と以降の2つの歌詞を小室みつ子さんの歌詞から選んでみました。小室さんが作詞作曲の仕事を始めたばかりの頃で、それが幸いして石川ひとみ世界を丹念にストーリー立てて、結構時間をさいていたのだな、という感じがします。
 石川ひとみさんが好きだという小室みつ子さんの歌詞でも、ベスト3に入る歌でしょうか。
 小室さんの曲をまとめて聴いてみますと、昔の少女コミックの世界が連想されますね。
 非常に乙女チックな世界で、現代ですとローティーン(13歳-15歳)くらいの年齢層でしょう。
 石川ひとみが抱く少女世界に感応する小室みつ子の青春ソング。
 『好・き・・・』というストレートなタイトルが、恋活以前的少女世界を暗示している。
 ここには恋の駆け引き的な要素は何もなく、ただただ恋を夢見る個幻想が描かれている。
石川ひとみのご主人(夫)で、現在彼女の音楽プロデュースをされている山田直毅さんの雑情報を集めてみました。ひとみさんの結婚相手(夫)という検索が多いので、簡単ですがまとめてみました。 
 石川ひとみ 「つぶやき」 (1981.11.21)は、三木聖子のアルバム『聖子』に収録されたもののカバー。
この曲だけを取り上げると、歌詞の女性感覚に付き合いきれない感じがします。
 けれども、「海のようなやさしさで」と「裸足でダ ンス」と、並べてみると、しっかりとした本歌取り三部作になっていることに気づく。
 長岡和弘の描くストーリー展開の一つとしてみれば、納得できます。
  あの、一時代を、桜のように咲いて桜のように散っていったアイドル天地真理の最後のヒット曲「想い出のセレナーデ」(1974.09.01) 作詞:山上路夫/作曲:森田公一)を、同じナベプロの後輩石川ひとみが歌っています。

(Posted by ひっくん)

 CD-BOX1ブックレットから、転載。
 ページ上をクリックしますと、文字が大きく読めます。


 美人シンガーソングライターの丸山圭子が作った歌ですね。
  このバージョンはLP「夢模様」バージョンです。
 前曲に引き続いて、武衛さんの女性感覚表現を取り上げていきたい。
 旧ページのタイトルに、この曲名をつけましたので、その紹介・説明という意味もありました。
(Posted by ひっくん)

DIRECTOR'S INTERVIEW 最初は大輪茂男プロデューサーです。
石川ひとみ 『いつわり』 (1982.9.21)「冬のかもめ」B面
作詞:石川ひとみ/作曲:山田直毅/編曲:松任谷正隆

 石川ひとみちゃんの歌詞に、山田直毅さんが曲をつけています。こういうのは筆が鈍る、、、。
 大輪茂男の功罪

 ちよっとおおげさな小見出しになってしまいましたが、別に裁くわけではありません。
 判定を下すのはファンでアリ、歴史すから。
 大輪茂男さんの談話をご紹介しておきます。
 一曲の歌に彩りをなすのは、歌手・作詞家・作曲家・編曲家などの表現者にとどまるものではなく、演出に関わるディレクター・衣装デザイン関係者・振り付け師からヘアデザインやメイクアップアーティストなど多岐にのぼります。
 「海のようなやさしさで」のサブタイトルをつけようとしてすぐに連想したのが「三枚の写真」でした。
 あの歌詞の本当の意味は2番目にある、と書きました。

 すなわち、二枚目の写真。
   この曲はLP収録曲で、シングルカットされなかった名曲だと言えるでしょう。
 感覚派の武衛さんが思い描く海のイメージに投影された「男と女の感情的なせめぎあい」。
 男女の愛は潮が満ちたり引いたりに似ている。
 潮が引いていくように男の気持ちが遠ざかっていく、この気持ちはたまらないほど哀しい、と。
  石川ひとみ 「中野サンプラザ・ライブ」(1982.3.24)から、『守ってあげたい』 をご紹介します。
 この曲はシングル盤で、LP 『ジュテーム』の付録(サービス・シングルレコード)としてリリースされました。

(Posted by ひっくん)

 私は遅ればせながら、最近これをやっと入手しました。

 なんでもっと早く入手しておかなかったのか、と言いたくなる程、ブックレットには重要な事が色々書かれていました。 

 「聖母」と「天使」と、リリースの日付けからみて、「あなたの天使」の方が後から出来たかと思います。
 友井久美子さんは、当時話題を呼んだ「聖母たちのララバイ」を当然意識していたでしょうね。
   またまたVSシリーズ、女性から見た「対幻想」と男性から見た「対幻想」...
 「あなたの天使」はもちろん女性から見た愛の世界。
 この曲が好きだというリクエストがありますので、ご紹介しましょう。
 女性は化粧で変身しますけれど、これは石川ひとみ版「マイ・フェアレディー」ですね。
 ちょっと意味が理解しづらいかもしれません。
 オードリー・ヘップバーン主演のアメリカ映画で有名になったシンデレラ物語。
 下町なまりのひどい貧しい花売り娘イライザが、上流社会の言葉使いや振る舞い方を徹底的に仕込まれて、美しいレディーに変身する、というストーリー。
今日は写真一枚で終わりにします。国立寮での生活風景。
夜更かしをしながら、好きな詩を書く石川ひとみです。でも、毎朝きちんと7時前に起きるそうです。
石川ひとみ【懐かしきリフレイン】(1981.07.21)『まちぶせ』所収
作詞:山上路夫/作曲:浜田金吾/編曲:渡辺茂樹

 山上路夫の歌詞はすがすがしい。この人らしい、歌です。
 ほどほどに抑制がきいていて、ほどほどに歌手との距離感を保っていて、大人の風格があります。
  武衛さんについて書かれているのはほとんどありませんね。年齢も分かりません。
 女性感覚を巧まずとも表現出来てしまう、そのような感覚の作詞家ではないかと思います。

 竜真知子さん、シングルでは「ガラスの恋人」 「Follow You -空港まで-」 「アモーレ」 「裸足でダンス」など、結構書いています。この歌詞を書いたのは30歳前後です。

 (Posted by ひっくん)


 石川ひとみさんを初めて生で見る為、講演&ミニ・コンサートのある「かながわ看護フェスティバル2009」に行きました。

プロデュース問題/他

ひとみノート・メモ/他

全曲インプレッション/他