北野ルミ 「ギターのように愛されたい」

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 69年の宴の後、空虚で孤独だった私の心を唯一躍らせてくれたアイドル、北野ルミ。
 笑った時の唇がすごくかわいい、チャーミングな女の子。
 訓練された笑みなのか、自信があるのか、笑った時に口元を手で隠したりしない数少ない人でしたね。
 (「Feelin'石川ひとみ」の方を再構成して、記事を削除しましたので、こちらに転載しました)
北野ルミ 「ギターのように愛されたい」(1970)
作詞:ふじこうのすけ、作曲:佐々木勉、編曲:郷哲也





      渚をかけながら、裸足で愛され 落ち葉を踏みながら ひとりに帰る
      つかの間の恋だけど せめてもう 一度だけ
      両手で愛して ギターのように
      両手で愛して ギターのように
      (中略)
      思いがけずに逢えた 幸せに溺れたい
      両手で愛して ギターのように


 夏の海で青春して、落ち葉の秋に別れが来る...ベタな展開ですが、70年アイドルの歌ですから。

 デビューは69年の12月ですから、宴の直後なんですね。多分、世の中の喧噪が激しくて「歌謡曲どころではない」という時代の空気でしたから、時期を待っていたのかと思います。

 私にとっては、まさに癒しの天使が降りてきた、という感じです。


 1970年10月から始まったTV番組ワイドサタデー(朝日放送)...土曜日15:00-15:55という生中継番組で、私は北野ルミを知りました。

 司会は作曲家のキダ・タローで、彼女はアシスタントをしていたのです。

 レコジャケはあまり写りが良くないですが、番組の中で話をしている北野ルミはものすごく可愛い女の子で、即レコード屋さんに走りこのレコードを買いましたね。

 それ以前はカルメン・マキのファンでしたが、ロックの方にシフトしていってTVに登場することがなくなった後でしたので、ルミがデビューしてからは毎週土曜日を楽しみにしていました。

 甘いかすれ声がやわらかくて、今でいう「癒し系」の声質。
 後の松田聖子とかダイアナロス系の、キャンディー・ボイスだよね。

 歌詞にある「思いがけずに逢えた 幸せに溺れたい」というのが、勝負歌っぽくていいです。

 出だしのギターもいいですね。こういうふうに弾けたらいいなと思います。

 弾けたなら...
 もちろん、女の子を部屋に招いて、聴かせ、
 「ギターのように愛されたい」と、彼女に歌わせるのだ。

 そして、「ギターのように、愛されたいって?」と決めセリフを言うに決まってるじゃん。

 遠い昔の、夢物語だな。
 今、この歌を知っている女性は50代後半以上だからね。
 間違っても、そんなセリフ言えネー。

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